この区画、どうみても、銀座三越の一部分なんで、銀座三越のテナントかと思いきや、別で、共同ビルのなかにある銀座いさみやということになっているみたいです。大正１１年創業のセレクトショップ、銀座いさみや。戦後の昭和、ベビー、子供服を専門に販売するというのは、まだまだ珍しい時代だったようです。
こちらは、最近の銀座三越。下は通り抜けられるよう、公道になっていますが、どうみても連絡通路というよりは、もはや三越の売場になっています。１９９７年までは、銀座は高さ３１メートル以上の高いビルを建設することができないという規制があったため、実は今でいう高層ビルが銀座にはありません。松屋や三越（旧館）、和光のビルの高さはその規制のマックス限界値ということです。
銀座駅という東京メトロの駅と一体となっています。銀座駅は、松屋・三越前と案内されます。銀座を代表とする駅ですが、建設時、松屋と三越の資金提供はあったとされています。
屋上に日の丸が掲揚されているのが旧館、右の方にみえるのが新館です。灰色の部分と広告が白いあたりのビルは三越ではありません。昨今のコロナによる三越の低迷で、対策として不動産事業を拡大する場合、将来的には新館を残した上で、銀座の一等地で高層ビルに再開発するというカードは残っていそうで、銀座の有名交差点の景色も変わるかもしれません。
銀座三越は、１９３０年、昭和５年にオープンしています。つまり、１９３０＋９０年で、２０２０年、令和２年。
９０年前の当時は、モダンガールといって、ビーチスタイルといっても厚着ですが、そんな姿の女性がこの辺を歩いていたという時代だったようです。男性は、カンカン帽というハットをかぶっているひとがなぜか銀座では多かったようです。その方が紳士にみえて女性にもてたのかもしれません。一見すると新しい時代に向けて平和の時代だったようですが、それは東京大空襲の前の話です。
フレンチ＆デセールカフェ、ボンボヌールというお店。旧館と新館の間の公道の上にある飲食店なので、いってみました。ドトールはあるけど、スタバが銀座一等地にはないようです。
ハンドトスで食べるクロワッサンアイス。まず食べ方から異次元です。サンマルクカフェさん、販売してください。東京白金のラ・メゾンとフランスリヨンのセバスチャンブイエのコラボが、このボンボヌール。
コロナ時代の銀座三越の入口では、数人が店にはいってくるひとを厳重チェックしていました。熱があったひとを、１人のひとが対応したりするのでしょう。
新館アネックスとあります。高いところいってみたいですね。値段というより、高さ。
迷って思考回路停止。なにを食べたいのかわからなくなるパターン。これって上から高い順番？あいうえお順ではないです。江戸ではなく、箱根の蕎麦屋？これにしようかと思います。関西人が東京でなに食べているのかと思いきや、関東のそばだったりするといいます。
箱根暁庵。関西方面の方、ウェルカム。１１階から晴海通りを見渡しながら三越で蕎麦を食べられる時代です。さきほどもいいましたが、ビルの高さ制限があって、昭和の時代では不可能でした。フロアガイドは、コロナでありません。昨今、三井系の商業施設はない傾向にあります。
巷で噂に耳にする、箱根で、昼間のちょっとの時間しか営業していない人気のお蕎麦屋さんらしいです。それが、三越の新館にオープンしました。どちらかといえば、小田急百貨店にあってもいいようだが、三越にあります。三越の戦略なのでしょう。
新館オープン時の目玉のエリア。屋上ではなく中間層につくっています。
三越地下駐車場に、銀座の地図。買い物すれば、車でくるのもおトクかもしれません。紫の周囲を囲っている道路は、民営の東京高速道路、ＫＫ線ですが、なんと小池東京都知事が、２０２０年６月に発表になりましたが、高速道路ではなく緑化と遊歩道にするとのことです。ニューヨークの貨物線路跡地のハイラインを参考にしたそうです。銀座は１丁目ではなく４丁目が中心です。三越は４丁目交差点のところにあります。いよいよゴートゥ東京が１０月から解禁、ゴートゥ東京に銀座、どうぞご検討ください。
